「明日から入院ですね。準備は大丈夫ですか?」
医師からの告知。不安な病状、手術への恐怖……そんなシリアスな感情ももちろんあるけれど、現代人である私たちが直面するもう一つの巨大な恐怖。
「……待って、一日中ベッドの上で何すればいいの? 暇すぎて死ぬのでは?」
テレビカードは高いし、見たい番組もない。頼みの綱のスマホも、動画を見まくったら一瞬で速度制限(ギガ死)にかかる。
4人部屋のカーテンの向こうからは、見知らぬ誰かの寝息や独り言。
そして訪れる、永遠に終わらないかのような長い夜。
わかります、わかりすぎます……。私も以前、1週間ほど入院したことがあるんですが、最初は『仕事休める!ラッキー!』なんて思ってたのに、2日目で天井のシミを数えるフェーズに入りました。人間、やることがないと余計なことを考えて病むんですよね(涙)。
この記事では、キラキラした「丁寧な入院生活」ではなく、Wi-Fi環境が劣悪でも、お金をかけなくても、泥臭く時間を溶かすためのサバイバル術を紹介します。
1. スマホが命綱なのに「Wi-Fi激弱」の絶望と対策
最近は「院内フリーWi-Fiあり」を謳う病院も増えましたが、期待してはいけません。接続が不安定だったり、動画を見るには遅すぎたりすることが多々あります。
20代・会社員
女性A
『Wi-Fi完備』って書いてあったから安心してiPad持っていったのに、病室まで電波が届かなくて絶望した。廊下に出れば繋がるけど、点滴引きずって廊下に立ち尽くすわけにもいかないし。結局、自分のスマホのテザリングで凌いでたら、3日でギガが死んで追加課金する羽目に。
うわぁぁ、あるあるですね……(涙)。病院の壁って分厚いから電波入りにくいこともありますしね。ギガ死した瞬間の『世間から断絶された感』は異常です。
30代・エンジニア
男性A
急な入院でポケットWi-Fiのレンタルが間に合わなかった。仕事のメールチェックくらいならいいけど、暇つぶしのYouTubeが見られないのが地獄。結局、妻に頼んで家にあるDVDプレイヤーを持ってきてもらったけど、ディスクの入れ替えが面倒で。
ポケットWi-Fi、入院が決まった瞬間に申し込まないと間に合わないですよね……。物理メディア(DVDや本)の強さを再確認する瞬間です。
対策①:動画・漫画は「自宅で」ダウンロードしておく
入院してから「何見ようかな〜」と探すのは素人です。Netflix、Amazon Prime Video、漫画アプリなどの「オフライン再生(ダウンロード)機能」をフル活用しましょう。
20代・学生
女性B
入院前夜に、見たかった韓国ドラマ20話分と、読みたかった漫画全巻を全部タブレットにダウンロードしていった。これなら機内モードでも楽しめる。ドラマ見てたら1日があっという間に終わって、看護師さんに『ご飯ですよ』って起こされるまで気づかなかった(笑)。
さすがです! 備えあれば憂いなしですね! Wi-Fiがなくても、端末の中にエンタメが詰まっていれば無敵です。
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2. デジタル断食を余儀なくされた時の「アナログ」な遊び
目が疲れた、あるいは充電器を挿せるコンセントが遠い……そんな時に役立つのがアナログな暇つぶしです。
40代・パート
女性C
スマホばかり見てると頭痛がしてくるから、『大人の塗り絵』と色鉛筆を持ち込んだ。最初は子供だましだと思ってたけど、やり始めると没入感がすごい。無心で色を塗ってると、痛みを忘れられる気がした。完成した時の達成感もあって、同室の人に見せ合ったりして仲良くなれたよ。
塗り絵、意外とハマる人多いですよね! 瞑想に近い効果があるって聞きます。デジタルデトックスにもなって一石二鳥ですね!
50代・会社員
男性B
ナンプレ(数独)の雑誌をキオスクで買った。解けないとイライラするけど、解けた時のスッキリ感がいい。頭を使うから、ボケ防止にもなってる気がする。消灯後の薄暗い豆電球の下でやってたら看護師さんに怒られたけど(笑)。
ふふ、怒られちゃいましたか(笑)。でもパズル系は時間の経過が早いですよね。雑誌を一冊終わらせる頃には退院、みたいな目標も立てやすそうです。
対策②:文字を書く「妄想日記」のススメ
ただの日記ではありません。入院中の鬱憤や人間観察を「ネタ」として昇華するのです。
30代・ライター
女性D
同室のお婆ちゃんたちの会話や、担当医のちょっとした仕草、病院食のレビューを大学ノートに細かくメモしてた。『今日は鶏肉のトマト煮。味がしない。これはトマトの赤ではなく、私の血の涙の色だ』とか(笑)。後で読み返すと面白いし、ネタになる。
その才能うらやましいです! ただ辛いだけの入院生活も、アウトプットの場にしちゃえば『取材』に変わりますね!
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3. 病室という「密室」での人間観察とサバイバル
大部屋の場合、避けて通れないのが「他人との共同生活」です。これをストレスと捉えるか、暇つぶしのエンタメと捉えるかが分かれ目です。
20代・フリーター
男性C
向かいのベッドのいびきが怪獣レベルで、初日は一睡もできなかった。でも2日目からは『今日はどのリズムで来るか?』と予想する遊びに変えた。あと、お見舞いに来る家族の会話が丸聞こえで、昼ドラよりドロドロしてて聞き耳立てちゃった……。
ひえぇ、リアルな人間ドラマですね……(汗)。いびき問題は切実ですよね。耳栓がないと精神が削られます。
60代・主婦
女性E
カーテン越しに聞こえる看護師さんと患者さんのやり取りを聞いて、『あの看護師さんは優しい』『あの人はテキパキしてるけどちょっと怖い』って勝手にキャラ付けして楽しんでた。回診の時に予想通りの先生が来ると、心の中でガッツポーズ。
入院マスターの楽しみ方ですね(笑)。閉鎖的な空間だからこそ、聴覚からの情報収集が鋭敏になりそうです。
対策③:安眠を守る「鉄壁の防御」アイテム
暇つぶし以前に、ストレスで参ってしまわないよう、自分のテリトリーを守るグッズは必須です。
30代・事務
女性F
ノイズキャンセリングのイヤホンは神。これがないと隣の人の咀嚼音とかビニール袋のカサカサ音が気になって発狂してたと思う。あと、アイマスク。廊下の光が漏れてきたり、同室の人が夜中にトイレ行ったりするから、視界を遮断しないと熟睡できない。
ノイキャンイヤホン、現代の神器ですよね! 私も入院セットには必ず入れます。自分の世界に没入するためには必須アイテムですね。
4. ベッド周りの環境整備がQOL(生活の質)を決める
一日中過ごす半径1メートルの空間。ここをいかに快適にするかが、暇つぶしの効率を左右します。
40代・営業
男性D
S字フックと延長コード。この2つがあるかないかで天と地ほどの差が出る。ベッドの柵にS字フックをかけて、そこにビニール袋とかイヤホンとか全部吊るす。寝たまま全てに手が届く『コックピット』を作るのが男のロマン。
コックピット(笑)! でもわかります、体を起こすのすら億劫な時ありますもんね。S字フックは100均で絶対買うべきアイテムNo.1ですね!
20代・アパレル
女性G
乾燥がやばくて肌がバリバリになったから、卓上の加湿器(ペーパータイプ)と、お気に入りのハンドクリームを持ち込んだ。いい匂いに包まれてると、殺風景な病室でも少しだけ気分が上がる。暇な時間はひたすら全身にクリーム塗って保湿ケアに充てた。
病院の空気って砂漠みたいに乾いてますもんね……。入院期間を『集中美容期間』にしちゃうのもポジティブで素敵です!
【Amazonでチェック】 3mくらいの延長コード ※コンセントの位置が枕元から遠いことがよくあります。スマホ充電しながら寝返りを打つには必須です。 |
5. 唯一の楽しみ「食」をどう充実させるか
楽しみが制限される入院生活において、食事は数少ないイベント。しかし、病院食は得てして「優しい味(薄味)」です。
30代・自営業
男性E
ご飯が毎回軟飯(やわらかいご飯)で、おかずも薄味。健康にはいいんだろうけど、食欲が湧かなくて辛かった。こっそり持ち込んだ『のりたま』と『ごはんですよ』が輝いて見えた。ふりかけをかける瞬間だけが、俺が自分の意思で何かを選べる唯一の時間だった。
制限がない場合は、ふりかけはマストアイテムですよね! 味が濃いものへの渇望がすごそうです……。自分の意思で選べる、という言葉が深いです。
40代・主婦
女性H
検査が終わった後に許可が出たので、院内のコンビニまで散歩するのが最大の娯楽だった。新商品のスイーツを見つけるだけでテンション上がるし、温かいカフェラテが飲めるだけで泣きそうになった。シャバの空気って美味しいんだなって。
シャバの空気(笑)。でも、コンビニに行くだけで冒険ですよね。日常のありがたみを噛み締める瞬間ですね。
6. メンタル崩壊を防ぐ「退院後」の妄想リスト
どうしても暇で、ネガティブなことを考えてしまいそうな時。そんな時は「未来」に目を向けましょう。
30代・IT系
女性I
スマホのメモ帳に『退院したら絶対に食べたいものリスト』と『行きたい場所リスト』を作ってた。1. ラーメン二郎、2. 焼肉、3. 温泉……って書き出して、お店の食べログURLまで貼り付けて。それを眺めながらニヤニヤするのが怪しいけど一番の癒やしだった。
食への執着が生きる活力になりますね! 具体的に計画を立てることで、退院というゴールが明確になって頑張れそうです。
50代・管理職
男性F
仕事のことが気になって焦ってたけど、ある日『こんなに堂々と休める機会は一生で今しかない』と開き直った。退院したらまた忙しい日々が始まる。だから今は、神様がくれたロングバケーションだと思って、何もしない贅沢を噛み締めようと切り替えた。
素晴らしいマインドセットです……! 罪悪感を持つ必要なんてないんですよね。しっかり休むことが、今の最大の仕事ですからね。
まとめ:その「暇」は、あなたが頑張ってきた証拠
入院中の「暇」は、苦痛かもしれません。でもそれは、あなたが普段、どれだけ忙しく、時間を惜しんで働いたり生活したりしていたかの裏返しでもあります。
天井のシミを数えるほどの時間なんて、健康な日常では絶対に手に入りません。
この際、徹底的に暇を味わい尽くしてやりましょう。
- 事前のダウンロードとグッズ準備で物理的に武装する
- アナログな遊びで脳をリフレッシュさせる
- 人間観察や妄想で、非日常を楽しむ
そして、無事に退院したあかつきには、リストアップした「やりたいこと」を片っ端から叶えてください。
外の空気は、あなたが思っている以上に美味しいはずです。
今、病室でこの記事を読んでいるあなた。Wi-Fiが遅くても、隣のいびきがうるさくても、夜は必ず明けます! S字フックに希望を吊るして、なんとか乗り切ってくださいね!
※本記事はWeb上の体験談や感想をまとめたものであり、効果には個人差があります。病状や病院のルールによっては、持ち込みが禁止されている物(ハサミ、特定の食品、電子機器など)もありますので、必ず病院の指示に従ってください。
※参考・出典:Web上の各種闘病ブログ、SNSの口コミより筆者が構成