「ガタンゴトン……ガタンゴトン……」
心地よい電車の揺れ。暖房の効いた車内。
仕事帰りの疲れた体にとって、電車の座席は世界で一番寝心地の良いベッドです。
意識が遠のき、首がガクンと落ちる。
夢と現実の狭間を彷徨いながら、深い眠りに落ちて数十分後。
「……ッ!?(冷たい!)」
口元の冷たい感触で目を覚ますと、そこには信じられない光景が。
マスクの中で、自分の口から溢れ出た大量の「よだれ」が、顎(あご)を伝ってマスクの下部に溜まり、まさにダム決壊寸前の大洪水を起こしているのです。
「(嘘でしょ……マスクの色が変わるくらい濡れてる!!)」
慌てて顔を上げると、隣に座っていたサラリーマンと目が合う。
彼の視線は、明らかに私の口元(マスクの染み)に釘付けになっている。
わかります、わかりすぎてマスクの下で顔が引きつります……。私も終電間際で爆睡して、起きたらマスクと口の間によだれの『糸』が引いてたことがあります。慌てて手で拭ったけど、あの『ネチャッ』という音と感触、そして隣の人の『うわぁ……』という視線。あの瞬間、車両から飛び降りたくなりますよね(涙)。
この記事では、電車内でよだれまみれになって目覚めた時の、隣の人にバレないための「花粉症演技」による誤魔化し方と、ビショビショになったマスクを即席で乾燥・リカバリーする泥臭いサバイバル術を紹介します。
睡眠時無呼吸症候群の話ではありません。
今まさにマスクの中で溺れかけている人のための、社会的尊厳を守るための緊急マニュアルです。
1. マスクがあるから油断する。「隠れよだれ」の恐怖
コロナ禍以降、私たちは「マスクがあるから口を開けて寝てもバレない」という間違った安心感を持ってしまいました。
しかし、マスクは防波堤にはなりますが、吸水ポリマーではありません。
OL
女性A
マスクをしてる安心感で、思いっきり口を開けて寝ちゃう癖がついた。ある日、起きたらマスクの下半分がよだれで重くなってて、外から見ても『あ、濡れてる』ってわかるくらい変色してた。不織布マスクの吸水性の無さを恨んだ。
不織布って水弾きますからね! 表面張力で内側に溜まるんですよね……。色が濃いマスクだと濡れた部分が黒くなって目立つし、白だと透けるし、どっちに転んでも地獄!
大学生
男性A
向かいの席の綺麗な女の人が、船漕いで寝てたんだけど、マスクの隙間からツーッてよだれが垂れて首まで落ちてた。教えてあげるべきか迷ったけど、起きた瞬間に自分の服の袖で乱暴に拭いてて、見てはいけないものを見た気分になった。
袖で拭く……! なりふり構わない緊急措置ですね。でも首まで垂れるともうマスクの意味ない! 綺麗な人だからこそのギャップ萎えが辛いですね。
看護師
女性B
夜勤明けの電車で爆睡して、自分のいびきとよだれの冷たさで起きた。マスクが口に張り付いて、息をするたびに『ペコッ、ペコッ』ってなる状態。隣の高校生が笑いをこらえてて、次の駅で逃げるように降りた。
張り付き現象! 水分を含むと通気性がゼロになるから、呼吸するたびにマスクが動くんですよね。あれ恥ずかしい! そして夜勤お疲れ様です……(涙)。
2. 隣の人と目が合った瞬間! 「花粉症の涙」と言い張る演技力
よだれを見られた。
その絶望的な状況を覆す唯一の方法。それは「これはよだれではない。辛いアレルギー症状の汁だ」と錯覚させることです。
Step 1:口ではなく「目」を拭く
ここが運命の分かれ道です。起きた瞬間、口元を拭ってはいけません。反射的に、目頭を押さえてください。『あー、目が痒い!』という演技に入るのです。
よだれに気づいても、まずは目をゴシゴシこする。そして『ハックション!』と小さくくしゃみをする(フリでもいい)。これで隣の人は『あ、花粉症で顔がグシャグシャなんだな』って勝手に脳内変換してくれる。
素晴らしい脚本です! 『目から出た涙がマスクまで伝った』というストーリーを作り上げるんですね。よだれも涙も成分は似たようなものですから(暴論)。
Step 2:天井を仰いで「辛いアピール」
マスクの下は洪水状態ですが、それを悟られないように、少し天井を見上げて『あー、今日花粉すごいな』という顔で溜息をつきます。この時、マスクの位置をさりげなく上にズラして、濡れた部分を隠します。
隣の女性が起きた瞬間、すごい形相で天を仰いで、カバンから目薬を取り出してさしてた。マスク濡れてたけど、『うわ、花粉症キツそうだな』って同情した記憶がある。あれ、もしかしてよだれだったのか……?
まんまと騙されてますね(笑)。目薬は最強の小道具です! 涙を流すことで、顔面の水分の正当性を主張する高等テクニック。
Step 3:鼻をすする音でダメ押し
仕上げに『ズズッ』と鼻をすすります。これで完全に『鼻水と涙のセット』として認知されます。よだれという恥ずかしい液体が、可哀想な生理現象へと昇華される瞬間です。
3. 【緊急】トイレに行けない! その場でできるマスク乾燥術
演技で誤魔化せても、マスクの中が不快なのは変わりません。
電車の中で、替えのマスクもない状況でどうやって乾かすか。
① 「ティッシュ・サンドイッチ」で吸水
ポケットティッシュがあるなら勝ちです。一枚取り出し、マスクと口の間に挟みます。ポイントは、折りたたまずに広げて挟むこと。一瞬で水分を吸い取ってくれます。
ティッシュを挟んだまま、マスクの上から手でギュッと押さえる。『考え事してますポーズ』に見せかけて、全力で吸水させる。濡れたティッシュはこっそりポケットへ。
物理的に吸い取るのが一番早いですよね! ただ、ティッシュが唇に張り付いて、取るときにボロボロになるリスクもあるので注意です!
② マスクを「パタパタ」して換気乾燥
周囲に人が少ないなら、マスクのゴムを持って前後にパタパタさせます。空気を送り込んで乾かします。冷たい風が当たって少しひんやりしますが、ビショビショよりマシです。
向かいのおじさんが、マスク浮かせて『フーッ、フーッ』って息吹き込んでたけど、あれ逆に湿気溜まらないか? って思った。
息はダメです(笑)! 自分の湿った息で余計濡れます。外の乾いた空気を取り込まないと!
③ ハンカチの「裏側」を使う
ティッシュがない時はタオルハンカチです。ただし、ファンデーションがつくと汚いので、ハンカチの裏面(タグがある方とか)を自分と決めて、マスクの下から差し込んで拭き取ります。
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4. 一番の問題は「匂い」。乾いた後の激臭対策
よだれは乾くと臭くなります。
「なんかこの人、生乾きの匂いする……」と思われないためのケアです。
① 香水やハンドクリームをマスクの「顎」に塗る
よだれが乾いたマスクって、独特の酸っぱい匂いがする。だから、手首につけてた香水を指にとって、マスクの顎の部分(外側)にチョンチョンってつける。自分の鼻も誤魔化せるし、周りにはいい香りをアピール。
匂いの上書き保存ですね! 顎の部分なら呼吸で吸い込みすぎないし、賢い。ハンドクリームでも代用できそうですね。
② ミントタブレットを噛み砕く
口の中がネバついていると、吐く息も臭くなります。フリスクやミンティアを2〜3粒一気に噛み砕き、口内をミント臭で充満させます。マスクの中がスースーして、不快感も減ります。
5. そもそも垂らさない! 電車寝のプロが教える予防策
次回からは同じ過ちを繰り返さないために。
重力に負けない寝方をマスターしましょう。
① 「下」ではなく「上」を向いて寝る
下を向くから垂れるのよ。私はマフラーを首に巻いてギブス代わりにして、頭を背もたれに預けて、天井を向いて寝る。これなら口が開いても喉に落ちるだけで外には出ない。
物理学ですね! 重力を利用して喉に戻す。ただ、口がパッカーンと開くので、見た目はちょっとアレですが……よだれよりはマシ!
② マスクの下に「畳んだティッシュ」を仕込んでおく
『今日は寝るな』と予感したら、寝る前にティッシュを小さく折りたたんで、マスクの中(下唇とマスクの間)に挟んでおきます。これが給水パッドの役割を果たします。
長距離移動の時はそれやる。起きた時ティッシュは死んでるけど、マスクと服は無事。誰にもバレない完全犯罪。
6. 男の本音「よだれ垂らして寝てる女子、どう思う?」
最後に、男性陣に聞いてみました。
ドン引きなのか、それとも……?
正直、ちょっと引く(笑)。でも、疲れてるんだなーって思うくらいで、軽蔑まではしないかな。起きた瞬間に慌てて拭いてる姿とか見ると、人間らしくて逆に好感持てるかも。
『人間らしい』という言葉に救われます。完璧女子より隙がある方がいいって言いますもんね(ポジティブ思考)。
自分の彼女だったら笑って写真撮る。知らない人だったら見なかったことにする。でも、糸引いてるのはキツイかな……。サラサラのよだれならセーフ。
糸はアウト判定! 粘度が高いと不潔感が増しますからね。水分補給をしっかりして、サラサラよだれを目指しましょう(?)。
まとめ:よだれは「涙」に変えて生き延びろ
電車でのよだれ事故は、誰にでも起こりうる不可抗力です。
起きた瞬間に絶望する必要はありません。
焦って袖で拭うのではなく、
- まずは目をこすって「花粉症」を演じる
- ティッシュを挟んで物理的に吸水する
- 香りで匂いをカモフラージュする
この手順さえ踏めば、隣の人も「辛そうなアレルギー持ちの人」として温かい目(?)で見てくれるはずです。
そして何より、カバンには常に「予備のマスク」を。
これさえあれば、どんな大洪水が起きても、トイレで新品に変えて「何もなかった顔」で改札を出られます。
私も今日から、カバンの奥底に個包装マスクを3枚常備します! 電車の揺れに身を任せて、安心して(?)爆睡しましょうね!
※本記事はWeb上の体験談や感想をまとめたものであり、効果には個人差があります。
※参考・出典:Web上の各種生活掲示板、SNSの口コミより筆者が構成