「寒いね〜」と言いながら、彼氏と待ち合わせのカフェへ。
暖房の効いた店内に入り、首元のマフラーをふわりと外したその瞬間。
バチバチバチッ!!
乾いた音とともに、丁寧に巻いてきたはずのロングヘアが、まるで重力に逆らうかのように四方八方へ逆立ち始める。
鏡を見なくてもわかる。今の私は、ギリシャ神話に出てくる蛇の髪を持つ怪物、「メデューサ」そのものだ。
「(嘘でしょ……髪の毛一本一本が意思を持って浮いてる! しかも顔にまとわりついて離れない!!)」
慌てて手で押さえつけても、手が離れた瞬間にまた「フワァ〜」と舞い上がる髪。
しかも、塗ったばかりのリップグロスに毛先が吸い寄せられ、唇に「黒い線」が入るという二次災害まで発生。
わかります、わかりすぎて頭が痒くなってきました……。私も冬場は歩く発電所になります。ニットを着てコートを脱いだ瞬間、髪の毛が顔中に張り付いて、前が見えなくなったことあります。静電気除去のブレスレットとか全然効かないレベルの放電量なんですよね(涙)。
この記事では、外出先で髪がメデューサ化してしまった時の、ハンドクリームを使った緊急鎮圧テクニックと、そもそも静電気を発生させないための泥臭い服の素材選びを紹介します。
高いトリートメントの話ではありません。
今まさに髪が逆立って恥ずかしい思いをしている人のための、物理的な強制鎮圧マニュアルです。
1. マフラーを外したら「実験に失敗した博士」になる絶望
冬の静電気は、時と場所を選ばず私たちを襲います。
特にデート中や仕事中など、「ちゃんとしていたい」時に限って爆発します。
アパレル
女性A
試着室でお客様に服を渡す時、私の髪が逆立ってて、お客様の手と触れた瞬間に『バチッ!』って青白い火花が見えた。お客様も『痛っ!』ってなるし、私は髪ボサボサだし、気まずすぎて死にたかった。
火花が見えるレベル! それはもう兵器ですね。接客業で静電気体質は本当に辛い……。お客様に危害(?)を加えてしまう恐怖との戦いですもんね。
大学生
女性B
彼氏とイルミネーション見てて、いい雰囲気になってキス……って時に、私の髪が彼氏のダウンジャケットに吸い寄せられて、顔の周りが毛だらけに。ムードも何もあったもんじゃない。『電気ウナギ飼ってる?』って言われた。
電気ウナギ(笑)。ダウンジャケットのナイロン素材って静電気すごいんですよね! ロマンチックな場面で『バチッ』は一番避けたい! 恋の火花じゃなくて物理的な火花が散っちゃいましたか……。
OL
女性C
エレベーターの鏡で見たら、アホ毛どころか、頭頂部の髪が全部垂直に立ってた。コントの爆発シーンみたい。直そうとして水で濡らしたら、乾いた瞬間に余計に広がって、もう帽子被って帰りたかった。
水は逆効果なんですよね! 一瞬落ち着くけど、蒸発する時にさらに水分奪っていくから、乾燥して最強のメデューサが生まれちゃう。負のループです!
2. なぜ私の髪は「重力」を無視するのか? 静電気のメカニズム
髪が逆立つ原因は、乾燥した空気と「摩擦」による帯電です。
特に冬場のファッションは、静電気製造機のような組み合わせになりがちです。
① 服の素材の「相性」が最悪
繊維メーカー勤務
女性D
ポリエステルのスカートにウールのニット、ナイロンのタイツ。これ全部、電気の相性が最悪の組み合わせ。プラスとマイナスの電気が喧嘩して、体中が発電所になってる状態。
素材の相性! これ意外と知らない人多いですよね。『あったかいから』って重ね着しまくると、実は静電気爆弾を作ってることになるなんて……。
② 髪の水分不足による「絶縁体」化
健康な髪には水分が含まれていて、電気を逃してくれます。
しかし、冬の乾燥でパサパサになった髪は電気を通さず、表面に溜め込んでしまいます。
美容師
男性A
傷んでる髪ほど広がるよ。キューティクルが剥がれてると、そこで摩擦が起きて電気が起きる。トリートメントしてない髪は、冬場はただの静電気発生装置だね。
ぐさっ……! 痛いところを突かれました。ダメージヘアほどメデューサになりやすいんですね。冬こそ保湿が命ということか……。
3. 【緊急】トイレでできる! ハンドクリームによる「物理的鎮圧」
外出先で髪が爆発してしまった時。
ヘアオイルもスプレーも持っていないなら、ポーチに入っている「ハンドクリーム」が最強の武器になります。
ただし、塗り方を間違えると「髪を洗ってない人」になるので注意が必要です。
Step 1:ハンドクリームを手に馴染ませる
まず、ハンドクリームを小豆(あずき)くらいの量、手に取ります。そして、手全体、指の間までしっかり馴染ませて、手が『ちょっとしっとりしてるな』くらいになるまで擦り込みます。ベタベタのまま髪にいくのはNGです!
つけすぎ厳禁。あくまで『手に残った余分な油分』を使うイメージ。私はニベアを愛用してるけど、透明になるまで手に伸ばしてから髪にいく。
Step 2:毛先から「手櫛」で撫でつける
静電気は毛先に溜まりやすいです。手櫛を通して、毛先の内側から静電気を逃がすように撫でます。この時、油分が髪をコーティングして摩擦を減らしてくれます。
Step 3:表面のアホ毛を「空中戦」で抑える
ここが一番の難関、逆立っている頭頂部の毛です。髪を直接ベタッと触るのではなく、浮いている髪を『空中で』そっと撫でて、頭皮に戻してあげる感覚です。絶対に根元にクリームを擦り込まないでください!
浮いてる髪を、ハンドクリームついた手のひらで『よしよし』って感じで撫でると落ち着く。これやるだけで、メデューサから人間に戻れる。
【Amazonでチェック】 ユースキン(ハンドクリーム) ※保湿力が高く、静電気防止にも効果的な油分を含んでいます。独特の黄色いクリームですが、髪の広がりを抑える「重し」として優秀です。 |
4. どうしても直らない時の「放電」テクニック
ハンドクリームでも追いつかないほどの強烈な電気を帯びている場合。
物理的に電気を外に逃がす必要があります。
① 壁や地面を触る「アース」
髪を触る前に、コンクリートの壁や地面、木などを手のひら全体で触ってください。体の中に溜まった電気を地球に返します。
トイレの壁(タイルとか)をベタっと触ってから髪を直すと、バチッとならない。金属のドアノブは触っちゃダメ! 自分が死ぬ(笑)。
② ウェットティッシュで軽く拭く
髪を濡らすのはNGですが、ウェットティッシュで『表面を軽く撫でる』のはアリです。水分ではなく、含まれている保湿成分や界面活性剤が静電気を中和してくれます。ノンアルコールタイプがおすすめ。
コンビニで売ってる『静電気除去シート』がなければ、除菌シートで代用する。髪を挟んでスッと通すと、一瞬でサラサラになる。ただしやりすぎるとパサつくから緊急用。
5. メデューサ化を防ぐ「服の素材」の黄金ルール
そもそも静電気を起こさないためには、服の組み合わせ(コーディネート)を変えるのが一番の近道です。
オシャレも大事ですが、冬は「帯電列」を意識しないと自爆します。
最強の敵:ポリエステル × ウール
これ、冬に一番やりがちな組み合わせですが、実は最悪なんです。ポリエステル(マイナス帯電)とウール(プラス帯電)は、磁石のS極とN極みたいに強烈に引き合って電気を起こします。
- NG例:ヒートテック(ポリ・レーヨン)+ ウールのセーター + ポリエステルの裏地付きコート
- 結果:歩くたびに自家発電し、脱いだ瞬間に雷が落ちる。
救世主:間に「綿(コットン)」を挟む
綿や麻などの天然素材は、電気が起きにくい『中立』の素材です。帯電しやすい素材の間に、綿のシャツやインナーを挟むだけで、クッションになって静電気が激減します!
セーターの下に綿100%のロンTを着るようにしてから、静電気がマシになった。肌触りもいいし、髪も逆立たないし最高。
素材の組み合わせ早見表
- ◎(静電気起きにくい):ウール × ウール、綿 × ポリエステル、綿 × ウール
- ×(静電気起きやすい):ウール(+) × ポリエステル(−)、ナイロン(+) × アクリル(−)
プラスとマイナスが離れている素材同士をこすり合わせるとバチバチします。同じ素材同士か、綿を挟むのが鉄則ですね!
6. 男の本音「髪が静電気でボサボサの女子、どう思う?」
最後に、男性陣に聞いてみました。
デート中に髪がメデューサ化している彼女をどう見ているのでしょうか。
バチッてなるのが怖いから、正直手を繋ぎたくない(笑)。指先が触れる瞬間のあの衝撃はトラウマレベル。彼女が帯電してると、ちょっと距離を置きたくなる。
距離を置かれるのは悲しい! でもあの痛みは嫌ですよね。手をつなぐ前の放電作業、必須ですね。
髪が顔に張り付いてて、それを一生懸命剥がしてる姿はちょっと可愛いけど……。ボサボサすぎると『生活感』が出ちゃうかな。ケアしてないのかな?って思っちゃう。
生活感……! 確かに、ツヤのない髪が広がってると疲れて見えますもんね。これは厳しいご意見。やっぱりツヤとまとまりは大事!
マフラー取った瞬間にブワッてなるのは仕方ないよ。俺もなるし。でも、それを直そうとせずにそのままにしてるのはちょっと引くかも。トイレ行って直しておいでって思う。
『放置』が一番ダメってことですね。ボサボサになったら即レスキュー! その意識が大切なんですね。
7. ポーチに入れておきたい「対メデューサ用」秘密兵器
ハンドクリーム以外にも、これがあれば安心というアイテムを紹介します。
- 木製または豚毛のブラシ:プラスチック製のブラシは静電気製造機です。天然素材のブラシに変えるだけで世界が変わります。
- ヘアオイル(ミニサイズ):ハンドクリームよりも髪専用のオイルのほうが、やっぱり馴染みは良いです。
- 静電気除去ブレスレット:気休めかもしれませんが、ドアノブ対策にはなります。
100均のプラスチックの櫛を使ってた時は地獄だったけど、ちょっと高い『豚毛のブラシ』に変えたら、とかすだけで髪が落ち着くようになった。静電気が起きないし、ツヤも出るし一石二鳥。
ブラシへの投資は裏切りませんよね! とかすだけで静電気が取れるなんて魔法みたいですが、物理的に理にかなってるんです。
【Amazonでチェック】 豚毛(猪毛)ヘアブラシ ※プラスチック製と違い、油分を含んだ天然毛が静電気を逃し、髪をしっとりまとめます。冬の必需品。 |
まとめ:メデューサを人間に戻すのは「油分」と「素材」
冬の乾燥と静電気は避けられませんが、知識があれば被害は最小限に抑えられます。
髪が逆立ってしまったら、焦って水をつけるのではなく、「油分(ハンドクリーム)」で重しをして、電気を逃すこと。
そして翌日からは、服の素材タグを見て、「電気の喧嘩」が起きない組み合わせを選ぶこと。
- 外出先ではハンドクリームを手櫛で馴染ませる
- プラスチックのブラシは封印し、天然毛を使う
- セーターの下には「綿(コットン)」を着る
これさえ徹底すれば、マフラーを外した瞬間に「バチッ!」と彼氏を攻撃することもなくなり、いつでもサラサラの髪でいられます。
私も今年はポリエステルのスカートを履く時は、静電気防止スプレーを全身に浴びてから出かけようと思います! 皆さんも、メデューサ化を回避して、冬のデートを楽しんでくださいね! バチバチするのは恋の火花だけにしましょう!
※本記事はWeb上の体験談や感想をまとめたものであり、効果には個人差があります。肌や髪に合わない場合は使用を中止してください。
※参考・出典:Web上の各種美容掲示板、SNSの口コミより筆者が構成